自転車で旧街道

古代からの道は現代も姿や役割を変え残っている。町なかの何気ない住宅街や商店街が歴史街道であったりする。旧街道沿いには名所や旧跡、社寺や城郭など歴史を感じる風景がある。今では都市化し生活感にあふれた通りにも、旧家や古民家が点在し昔の雰囲気を残していたりする。

昔の地図と現代の地図をマッピングさせ、過去の風景や出来事を想像し旧街道を走ると・・・

過去へタイムスリップしたような感覚がとても楽しい。

歌川広重の東海道五拾三次の浮世絵と同じ構図で、現在の宿駅での写真を撮りながら京都三条大橋から東京日本橋を目指す旅。江戸に着いたら歌舞伎町で遊ぶんだ。

大坂から京を結んでいた街道。大坂から行く場合は京街道、京から行く場合は大坂街道と呼ばれ、江戸から大坂までの東海道五拾七次とも呼ばれている。

信仰心はうすく動機も不純だが、ある日突然四国遍路に出掛けたくなった。はたして、いつ結願するのだろうか。

寂しいかな、クリスマスイブの日に伊丹の大鹿から西宮戎神社を目指す。旧西国街道の兵庫県エリア。

ある日突然四国遍路に出掛けたくなる。その前準備として西国街道で東寺を目指す。旧西国街道の大阪府と京都府エリア。

酒の町、伊丹郷町から多田神社まで、多田街道を北上する。

西国三十三箇所観音霊場巡りの道筋が、阪急宝塚線の川西能勢口駅から宝塚駅付近まで残っている。

日本書紀にも記されていた日本最古の官道。大阪府堺市大小路から奈良県葛城市の長尾神社まで竹内峠を越えて行く。

明治以降の昔の地形図を、年代を切り替えながら現代の地形図と見比べられるすごい地図。埼玉大学教育学部 人文地理学研究室の谷謙二先生が作成公開されている。

日本帝国陸軍が明治40年台に測量し大正から昭和初期に修正された1/50,000の地形図。戦後アメリカに接収されたが、スタンフォード大学により公開された貴重な地図。