現在、四国八十八箇寺と呼ばれる弘法大師が開創した四国霊場。弘法大師は讃岐国で生まれ、都で学ばれたそう。その後も各地で修行を続けられ22歳で空海とあらためられた。そして唐に渡られ真言密教を受けつがれた。日本に戻られ真言密教を広められ、42歳のとき阿波、土佐、伊予、讃岐の四ヶ国を遍歴され、お寺やお堂を建立し、四国八十八ヶ所の元になる数々の霊場を開かれた。
今では四国八十八ヶ所霊場の寺院で構成している組織「四国八十八ヶ所霊場会」の寺院を四国霊場八十八ヶ寺という。
昭和43年に番外札所のうち二十ヶ寺が集まって別格二十霊場を創設。山奥の寺、町中の寺と様々。
空海が1200年ほど前に修行をした四国の各霊場を、その教えを守りながらともに巡り、行を納めていくこと。
八十八箇所の寺院を選び順番付けを行い、「四國徧禮道指南」というガイドブックを刊行した真念という十七世紀後半の江戸期に生きた僧侶のこと。