宝塚 巡礼街道 その2

阪急中山観音駅前から土産物屋や飲食店が10軒ほど軒を連ねる中山寺の参道を進む。参道といってもほんの100mほど。この日は七五三まいりの家族連れで賑わっている。

西国三十三箇所24番札所大本山中山寺。仁王門から続く参道には屋台の出店がたくさん並んでいる。中山寺は聖徳太子の創建と伝わり、わが国最初の観音霊場との事。安産祈願と子宝の観音様としてこの地域ではかなり有名。うちの子も二人とも安産祈願、七五三参り、初詣とかなりお世話になっている。

中山寺本堂 相変わらず賑わっている。

朱色に輝く多宝塔

紫にそびえる五重塔。2017年に落成らしい。

中山寺には本堂から2kmほど山を登ったところに最近新しく建立された奥之院がある。この奥之院へ続く山道や中山山頂への山道がトレッキングに程良く、休みの日の早朝に出掛ける事がある。本堂から一丁ごとに丁石が建ち十八丁で奥の院。

奥之院まで十八丁 奥之院への画像は別の日に仲間とトレッキングに来た時のもの

壱丁石 数多くのお地蔵さんが道すがら見守って下さる。

弐丁石 この広場まで自転車でも来られるが心臓破りの急坂を登らないとならない。

三丁石 息切れしながら急な階段を登る。左側は住宅地が押し寄せてきている。貴重な巡礼古道なのになんてことだ。古道の右側はまだ原生林だが、今後も開発すべきではないし、万が一に開発するとなれば猛反対の活動を行うぞっと。

少しはしょって、八丁石 享保19年11月建立。享保19年は西暦でいうと1734年。徳川吉宗あたり。

十丁石の先にある夫婦岩。まあ、ありがちな名前ではある。

夫婦岩の近くにある展望台。はるかに見える高層ビル群は、朝もやの大阪市内

坂道はさほど急ではない。

いよいよ大詰め、十七丁石 やはり聖徳太子が開いたように記述がある。霊験あらたか感満載だ。

十八丁石付近 岩をしめ縄っている。パワースポットかもしれない。

奥之院到着。朝早すぎて御朱印所が開いていないので時間つぶしに中山山頂を目指す。

奥の院の横にはお願い石が鎮座されている。

奥之院から中山山頂までは一旦下ってまた登る。結構しんどい。途中で近くの小学生サッカーチームの山道ランニングとすれ違う。みんな元気に挨拶していく。

中山山頂から北東の方角。山肌に新興住宅地がびっしり張り付いている。

北側にはゴルフ場が見える。たぶん大宝塚ゴルフ倶楽部。