宝塚 巡礼街道 その3

中山寺の仁王門を後にし、Y字路を右に進む。右手には中山寺の墓地と朱色の多宝堂が鮮やかに見えている。市杵島姫神社の手前を右に曲がり坂道を登って行くと中山寺奥之院へ続く巡礼古道。

市杵島姫神社

住宅地を抜けると大きな池が広がり目の前が開ける。池の名前は狐池というらしい。狐池の向こうにはこんもりとした森が見える。

こんもりとした森は宝塚黙想の家。そのお隣にはカトリック女子御受難修道会売布修道寺院。

巡礼街道には標石もあちこちに残っている。

売布神社。本堂は石段の上

売布神社本堂

八阪神社

右へ進むと清荒神清澄寺。左のアーケードの先には阪急清荒神駅。

辻の泉寿庵できんつば120円を買い、食べながら参道を歩いていく。

清荒神まで1.5kmほどある参道にはたくさんの土産物屋や食堂、巡礼用品店、屋台が軒を連ねている。いわゆる昭和チックなお店が満載。

そんな中でもこじゃれたレトロモダンな様相の参道途中にある蕎麦屋。そば処 乃乃。

ざるそばセット1,200円をたのむ。ざる蕎麦と日本酒(冷や)の組み合わせで100円お得く。

1kmほどの参道を歩いていく。

清荒神清澄寺山門。

庭園。

本堂。

清澄寺のご本尊は大日如来。三宝荒神社には大日如来の守護神三宝荒神さんをお祀りしている。

當山古今之繪圖

清荒神清澄寺をお参りし、参道を下って行く。今昔マップによると巡礼街道は有馬道に合流しこの先も西へ続いている。

皇太神社

有馬道は生瀬方面へ続いているがJRと阪急の宝塚駅方面に進路を変える。JRと阪急の宝塚駅を過ぎ、武庫川を横目に花の道を進む。

宝塚といえば宝塚歌劇場

5歳から24歳までの約20年を宝塚で過ごした、医師で漫画家の手塚治虫先生の世界がわかる、手塚治虫記念館。

今日はここで打ち止め。巡礼街道というだけあって寺社は多いが、今は阪神淡路大震災の影響か古民家や旧家はほとんどなくなっている。そういえばこの地域は震度6(当時は最大震度が6まで、今だと震度7)の揺れでずいぶんと亡くなられた方が多かった。家は傾き道路はひび割れ電柱が倒れていた光景を思い出した。亡くなられた方のご冥福をお祈りします。