新宿から上野浅草そして東京スカイツリー

新宿でブイブイっといわした後も、あても無く東京都内を自転車でぶらつく。しかし、まあどこに行っても人が多いこと多いこと。大阪も人が多いと思っていたが、大阪の10倍くらいいる感じ。

歌舞伎町を見回して、さてどこいこか。

後ろ髪引かれつつ、皆と分かれてとりあえず新宿をあとにする。

東京都牛込局区内フジテレビっていうフレーズを憶えている。

大久保通りから早稲田通りへ進むと神楽坂。神楽坂ってなんとなくオシャレな響き。

江戸城の外濠に架かる牛込橋を渡る。

外濠を半分埋めて線路を通した中央線を眺めつつ。しかし、まあ、次から次へと電車はやってくる。

牛込御門跡。江戸城外郭門の牛込見附の石垣が残っている。

早稲田通りを九段へと進むと靖國神社が鎮座する。お参りしてみよう。靖國神社は、明治2年(1869年)6月29日、明治天皇の思し召しによって建てられた東京招魂社が始まりで、明治12年(1879年)に「靖国神社」と改称されて今日に至っている。

靖国神社は、明治7年(1874年)1月27日、明治天皇が初めて招魂社に参拝された折にお詠みになられた「我國の為をつくせる人々の名もむさし野にとむる玉かき」の御製からも知ることができるように、国家のために尊い命を捧げられた人々の御霊を慰め、その事績を永く後世に伝えることを目的に創建された神社。。「靖国」という社号も明治天皇の命名によるもので、「祖国を平安にする」「平和な国家を建設する」という願いが込められている。

靖国神社には現在、幕末の嘉永6年(1853年)以降、明治維新、戊辰の役、西南の役、日清戦争、日露戦争、満洲事変、支那事変、大東亜戦争などの国難に際して、ひたすら「国安かれ」の一念のもと、国を守るために尊い生命を捧げられた246万6千余柱の方々の神霊が、身分や勲功、男女の別なく、すべて祖国に殉じられた尊い神霊(靖国の大神)として斉しくお祀りされている。

靖国神社にある遊就館を回ってみる。いきなりの零式艦上戦闘機11型、「ゼロ戦」。この零戦は昭和49年(1974年)、南洋ラバウルの旧日本海軍航空基地で見つかった主翼胴体「三菱4240-1号機」と、昭和59年(1984年)ミクロネシア、ヤップ島で発見された5機の零式艦上戦闘機を日本に持ち帰り復元された。

家族や愛する人を守るために散って行った人々に感謝。

89式15センチ加農砲(カノン砲)と96式15センチ榴弾砲。被弾した跡が生々しい。

蒸気機関車C56 31。昭和11年製造、戦前戦中は南方の泰緬鉄道で使用され、戦後は昭和52年までタイで使用されていた。遊就館には大東亜戦争で使われた兵器や器材、資料がたくさん展示されている。

靖国神社を後にし、九段下から目白通りを通り飯田橋へ。飯田橋はJR中央線の他に、有楽町線、大江戸線、南北線、東西線が通る。しかし東京の地下鉄は行き当たりばったりで造ったとしか思えないほどグチャグチャ。

やがて後楽園が見えてくると、東京ドームの丸い屋根が視界に飛び込んできた。東京ドームシティのジェットコースターから女子の悲鳴がコダマする。

なかなかなかなかな急斜面。

HOTELの赤川一平が働く東京ドームプラトン。

東京ドームを見ながら、意外と小さいなぁ、などと思う今日この頃。

東大赤門へ。せっかくなんで中に入ってみよう。

古い建物をしっかりと残している日本の最高学府 東京大学。

安田講堂の前で記念写真を撮っている早稲田と慶応の学生たち。

いっぽう東大生は余裕な感じ。イチャイチャしてんと、お国のために勉強しいや! なんてね。

上野公園 不忍池。リア充のカップルたちが愛を語る。

リア充の鳥も仲良し。

スカイツリーが見える。案外近いかも。

不忍池に浮かぶ弁天堂はお祭り状態。でも日本人はあんまりイナイ。

上野動物園。パンダの赤ちゃんが生まれて、エライ行列になっているのをニュースで見たな。パンダなら神戸の王子動物園や和歌山のアドベンチャーランドで並ばずに見られるぞっと。

アメ横を眺めつつ。

上野駅前に一旦自転車を停める。ちょっとだけならタダでいいよと駐輪場のおっちゃんが言う。

フランス人建築家ル・コルビュジエの設計により、昭和34年(1959年)に竣工した歴史的建造物。「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」として世界文遺産世界に登録された。

1階中央部分は屋上の明かり取り窓まで吹き抜けとなったホール。「19世紀ホール」と命名された。三角形のトップライトからは北向きの明かり取りの窓から、やわらかな自然光が差し込む。建物を支える柱と梁は姫小松という木の型枠にコンクリートを流し込んで作られたため、木目が美しく浮き出ている。斜路を登るにつれ段々と景色が変わっていく。

中3階の照明ギャラリーには、屋上から採り入れた自然光と照明器具による人工光を2階展示室や19世紀ホールに採り入れるための回廊状の小部屋が続く。

三連祭壇画 キリスト磔刑。ヨース・ファン・クレーヴ後期の作品。

幅のせまい階段が付いたバルコニー状の小部屋には、会議室や小さな作品展示用の空間がある。

クロード・モネ 睡蓮

オーギュスト・ロダン 考える人(拡大作)

国立西洋美術館を出て、自転車を取りに上野駅へ戻る。一蘭に並んでまで食べようとする東京人。

浅草通りから駒形橋へ。橋の手前からスカイツリーを狙う。

やっぱ、デカイ。いやいや高い! 自立式電波塔として高さ世界一の634m。

駒形橋から雷門へ進む。でかいチョウチンもさながら人の多さにビックリ。

いいね!

仲見世は人が多すぎて自転車は無理そう。歩いて浅草寺へお参りする。

浅草寺五重塔とスカイツリー。

花やしきを見つつ、浅草界隈を歩いてみる。ホッピー通りは昼間っから飲んだくれどもだらけ。

吾妻橋を渡り、浅草通りをスカイツリーへ向う。やっぱデカイわ。

タワーは円形ではなく、三角形からねじれて円形へと伸びている。

黄昏れて夕暮れ。

地上350mの『東京スカイツリー天望デッキ』と、地上450mの『東京スカイツリー天望回廊』

スカイツリーの足元にある薬師湯で汗を流す。ここ薬師湯には脱衣所の外に普通の銭湯にはない休憩室があり、風呂上りにビールなんかもゆっくり飲める。

銭湯から出て空を見上げると、夜空にスカイツリーが突き刺さっていた。