葛飾 柴又から亀有

東京の人情物語といえば、寅さんと両さん。男はつらいよの寅さんは、葛飾柴又の帝釈天で産湯をつかったフーテン野郎。こち亀の両さんは、葛飾区亀有公園前派出所に勤務するハチャメチャな警官。二人とも自由に生きるが人情に厚い、我がバイブルは「男はつらいよ」と「こち亀」。そんなバイブルの舞台、葛飾柴又と亀有をポタリングする。

時間節約のため上野から輪行。京成電鉄上野駅から京成高砂駅で乗り換えて、柴又駅まで約25分。

柴又駅前にはサクラと寅さんの像が出迎えてくれる。

それを言っちゃあおしまいよ! 俺ぁ行くぜ、あばよ!

駅前から帝釈天へと続く参道。

重要文化的景観の帝釈天参道。

山田洋次監督直筆で寅さんのセリフを刻む。

なるほど雰囲気ありあり。

寅さんが飛び出してきそうだ。

朝だと観光客がいなくて進みやすい。

土産物屋。

食事処。

土産物屋。

帝釈天の山門が見えてきた。山門は二天門という。

山門前で振りかえるとこんな感じ。

柴又帝釈天の正式名称は経栄山 題経寺。江戸時代、寛永6年(1629年)に、禅那院日忠と題経院日栄という僧により開創された日蓮宗の寺院。

手水で清めお参りする。

帝釈堂。

本堂の祖師堂。

帝釈天から江戸川まではすぐ。江戸川の土手へと進む。

ここが矢切の渡し。

連れて~逃げてよ~♪ ついて~おいでよ~♪ 夕暮れの雨が降る矢切の渡し~♪ が、リピートで頭の中を駆け巡る。

乗り場に舟はなく、対岸に数隻泊まっている。

何となく乗りたいオーラをアピールするも、気付いてもらえない。張り紙見ると運行時間は10時から、残念!まだ営業時間外。

山本邸。残念! 月に一度の休館日。

山本邸は、カメラ部品メーカーである合資会社山本工場の創立者 故山本栄之助氏の住居。大正15年から昭和5年までに増改築を重ね、洋風建築を取り入れた佇まいを今に残す貴重な建築。休館日の山本邸をあとにし、寅さん記念館へ向う。

なんと!楽しみにしていた、寅さん記念館も月に一度の休館日。館内には、映画で実際に使用された「くるまや」のセットが撮影所から移設され、実物資料やジオラマ模型、懐かしの映像集などがあり、男はつらいよの記憶のすべてがある、らしい。

という事で、柴又をあとに、中川に架かる中川橋を渡り亀有に向かう。

香取神社は、こち亀にもよく出てくる神社。

第1巻でお祭りの香取神社が登場。

亀有だけに、狛犬ではなく狛亀。

御社殿。

道祖神社前には、キャプテン翼の南葛SC。

亀有駅前の商店街は、「ゆうろーど」。

この場面は、「ゆうろーど」に違いない。

商店街にある市場は活気に溢れている。

旨そうなものがいっぱい。

ウナギの店があったり。お目当てのメンチカツ丼、メンチカツライスの亀有メンチは週に一度の定休日。今日はまったくツイテない。

街角には、少年両さん像。勘吉・豚平・珍吉。

亀有駅の南口には両さんと中川、麗子の像が立つ。

実物大だと両さんはチビゴツイ!

第1話の両さんと中川。麗子は第11巻で初登場。

第200巻では雰囲気が全然違う。自慢じゃないが全巻持っている、俺の人生のバイブルそれが「こちら葛飾区亀有公園前派出所」

麗子はやっぱりスーパーボインちゃん!

駅構内は自転車の通り抜けができないので大回りで亀有駅北口へ。

亀有駅北口には両さんの銅像。こんな顔は漫画で見ないな。

亀有駅北口には公園前派出所とよく似た交番がある。その名も亀有駅北口交番。

マンガがマネたのか、それとも実物が寄せているのか。

亀有駅前からチャリで1分。亀有公園はどこにでもある普通の公園。そして派出所も無い。

と思いきや、ダブルピースの両さん像がいたり。

ベンチには両さんが仕事をサボっていたり、と。

こち亀の亀有公園。ああ楽しかった。