川西から池田徘徊

暇な日曜の午前中、奥さんと娘が髪を切りたいというので阪急の中山観音駅前にある美容院まで車で送る。これ幸いとさっそく車に自転車を積み込み、ご機嫌よく送迎した。

さあ、今日はどこへ出掛けるか? 

タイムリミットはおよそ3時間しかないので、大阪府の北西部、古くは呉服の里(くれはのさと)と呼ばれた池田市を巡ることにする。しょっちゅう車で通るし、何かと用事で出掛ける町だがあらためて巡ることにした。

宝塚山本にある、あいあいパーク。植木の町のフラッグシップ。グリーンショップや雑貨屋、喫茶なんかがある。2階の喫茶バンブル・ビーでは、ふわふわ卵のオムライスランチが1,080円。

最近おしゃれに改装した100円パンの店「yaakitatei」。おしゃれになる前の「ヤキタテイ」時代にはちょくちょくイートインしに来ていたな。

あいあいパーク前にある新池公園。

春真っ盛り

阪急山本駅。梅田まで急行で28分。

山本駅前の焼き菓子とスイーツ ジュールフェリエ。ここのシュークリームは美味かった記憶がある。

ケンメリGTX。オバフェンとスピードスターMK-1が泣けるほど似合っている。ソレタコデュアルを思い出した。

176号線と並行して走るJR宝塚線。しかしこの歩道の狭さは尋常じゃない。車もけっこう走っている。

JR川西池田駅前。源 満仲公の像。源満仲は清和天皇のひ孫で10世紀後半頃に多田院(多田神社)を拠点にし武家社会の基礎を築いたお方。鎌倉幕府を開いた源頼朝は満仲の子孫だそう。

阪急川西能勢口駅。この周辺は阪急百貨店やアステ川西、モザイク、イオンと商業施設で賑わっている。

米屋さんで枝豆大福を売っている。大福好きとしては見逃せない。美形の奥さんが出迎えてくれた。

枝豆大福。これは家に帰ってから食べた。ずんだもちのような感じ。

猪名川に掛かる呉服橋を渡る。以前はちょくちょくここの河原でバーベキューをやったな。高架下のドラゴン公園もよく遊びに来たな。

猪名川をまたぐ阪神高速の斜長橋。右の山は五月山。カメラのレンズにゴミが入っている。最悪。

呉服橋を渡り、池田市内に入る。旧能勢街道を進むと池田呉服座がある。

呉服座は、もと池田市西本町、呉服橋の南、猪名川の堤に沿って位置した芝居小屋だった。呉服座がかつて所在したあたりは、江戸時代以降、池田の西の入り口という意味で「西之口」といわれ、箕面の勝尾寺と宝塚の中山寺を結ぶ「巡礼道」と大阪と能勢を結ぶ「能勢街道」が交差する場所にあたる。明治20年頃の「西之口戎座」と書かれた入場割引券が発見されており、戎座が呉服座の前進ではないかといわれている。

紅屋呉服店。前はラーメン屋だったように思うが、今は貸し店舗で空いているようだ。

池田市立の落語ミュージアム。上方落語の資料展示館。「池田の猪買い」「池田の牛ほめ」の展示コーナーがある。

毎月第2土曜日の午後2時からは落語会も開催しているそうだ。

国登録有形文化財の旧加島銀行池田支店の建物。NHK朝ドラ「あさが来た」のモデルの銀行。波瑠が一躍メジャーになった。

アメリカで「福の神」として人気を博した「ビリケン」さん。明治末期に田村駒治郎氏が商標登録され、田村氏の会社や有名な通天閣に祭られていたが、田村駒治郎氏が池田の出身ということから設置された。

井戸の跡

池田の商店街、栄町通り。阪急池田駅前から続いている。

この付近、歴史文化色が色濃く残っている。

サカエマチ商店街を阪急池田駅の方面へ向かってみる。

なかなかな賑わい。

阪急池田駅

阪急池田駅にある、蕎麦見世のあみ。

能勢街道に戻ってきた。趣のある建物がある。なんだろう。

呉春株式会社。

池田の酒銘「呉春」。「呉」は池田の古い雅称「呉服の里(くれはのさと)」に由来し池田のこと。 「春」は中国の唐時代の通語で「酒」のこと。五月山の伏流水で醸される「呉春」は池田の酒という意味。

呉春の前の道は鍵型に曲がっている。戦国時代の屈曲のようだ。

歴史を感じる酒蔵。

五月山の方向に進むと坂道となってきた。

道標がコンクリに固められている。なんてこった。

激坂になってきた。

五月山公園入口。子育てお父さんは大変だ。左へ進むと公園やら動物園やらドライブウェイやらがある。若い頃から随分とお世話になった。

五月山公園には寄らずに山麓の道を行く。五月山体育館にはスポーツ系男女がうじゃうじゃ。前に空手の大会でお世話になった会場だな。

山麓の道を右折してみる。すると塩野さんち。巨大なお屋敷。巨大な庭。塩野さんといえば塩野義製薬の塩野さんかいな。

阪急電鉄の創始者・小林一三氏は鉄道事業だけでなく、土地開発、宝塚歌劇・映画・演劇・日本初のターミナルデパート等ユニークな事業を数々生み出したが、商工大臣、復興院総裁など政界にも進出した。多方面で活躍した起業家小林氏の華麗なる軌跡を当時の資料・写真・映像等で紹介し、逸翁(雅号)が構想を練った書斎等旧宅跡が公開されている。茶室・庭園・邸宅レストラン「雅俗山荘」で食事を楽しむこともできる。

阪急電鉄の創始者、小林一三氏の収集品を展示している新美術館。

室町時代から戦国時代にかけて、池田市域一帯などを支配していた地方豪族池田氏の居城跡地を公園として整備。

大手門。

やぐら風展望休憩舎。

やぐら風展望休憩舎。

曲輪。

城郭風に再現している。

蓮の池

やぐら風展望休憩舎。

やぐら風展望休憩舎からの公園の眺望。

池田駅方向の眺望。

川西方向の眺望。

築城当初の池田城。

城郭からの下り坂。坂を登ってくるおばちゃんをスルーし、段のついた下り坂を一気に攻め下りる。ひゃっーほー。

能勢街道に戻ってきた。西光寺手前には蔵屋敷。

吉田酒造。国有形文化財。

虫籠窓の下にある像。何の像だろう。

能勢街道を箕面方面に行くと和菓子屋の福助堂。天保十二年創業とある。の看板に誘われて入店なり。本日二件目。

桃大福。2個入り460円。苺大福と1個づつできないか尋ねるが無理とあっけなく断られた。パックに入れたらもう触れないからと。そりゃそうだ。

完熟の桃と白餡と餅がマッチはしているが、よーく冷やしてから食べたかった。

尊鉢厄神。

庭から本堂を眺める。きれいに手入れされていて心落ち着く。

蓮の花が心落ち着く。

地味な焼き鳥屋にナゼか心引かれる。

もも、かわ、ずり。まあまあやな~

カップヌードルミュージアム。ちょっと入ってみようか。

安藤百福さんの銅像が立つ。

巨大カップヌードルの断面。麺はカップの底から浮いている。

子供の頃、スケート場とかで買ってもらった自販機を思い出す。

百福さんはチキンラーメンを開発するため自分で建てた小屋で研究開発していた。

初代チキンラーメン。