竹内街道 日本最古の官道 その2

日本最古の官道、竹内街道を堺から進んできた。太子町の旧街道らしい町並みを過ぎると、いよいよ峠に差し掛かる。

旧街道は国道166号線に飲み込まれ、国道筋を登るしかないようだ。

だらだらとした坂道がつづく。今日は曇り空なので風景がイマイチ気持ち良くない。ただひたすら登るのみ。

いよいよ大和の国。ダラダラ坂だが、けっこう汗かいてきた。

峠の頂上が見えてきた。この先は奈良県だ。

頂上に到着。と、思いきや、さらに上に何かある。

ぐるりと回り、東屋のある広場で弁当を食べてから登ってみた。これより東は奈良県の管轄らしい。ここが標高289mの旧街道竹内峠。

峠からの眺望はイマイチ。

木々の隙間から何となく大和高田の町が見えている。

峠から奈良側への下りには旧街道が残っているようだ。

枯葉が浮いているが舗装された下り坂を官能する。

汗が冷えてめちゃめちゃ寒い。

下りは続くよ

田舎だねぇ。

街道の名前の由来となった竹内の集落。

下り坂に竹内の集落が続く。

旧街道らしい町並みが残っている。

電柱と電線は全国の旧街道から撤去させたい。

立派な旧家がたくさん残っている。

竹内街道と長尾街道の辻に残る道標。

と言うことで長尾神社に到着。意外と近かった。

長尾神社。

長尾神社は古くから交通安全の神様として信仰されていた。

木戸池公園から二上山を見ながら一息入れる。さてどうしようか? この先、橿原神宮から明日香村へ向かうか、それとも折り返すか。

當麻寺に向う。中将堂の「くさ餅」を買おうとしたが店内はお客でいっぱい。あきらめた。

當麻寺への参道を進む。

當麻寺仁王門。

国宝梵鐘。680年代に鋳造された日本最古の梵鐘。

国宝、當麻寺本堂。曼荼羅堂とも呼ばれ、天平時代の様式を残し、永暦年間に外陣が拡張された。

重要文化財、講堂。鎌倉時代に建立された。

重要文化財、金堂。こちらも鎌倉時代に建立された。

東塔。當麻寺に現在残っている最も古い建造物。西塔は現在修理中。

重要文化財、薬師堂。

二上山は雄岳と雌岳が寄り添うように並び、古くから人々に愛されてきた。万葉歌人の大伴家持にも詠まれた山。