厳島神社

家族で世界遺産!

島全体を神の島として(いつき島にまつれる神)として崇められていたため、陸地に社を建てるのは畏れ多い事として、推古天皇元年(593年)に創建された。その後、平清盛が安芸守に任官され、平家の守護神として社殿を現在の形に造営した。

社殿の背後に聳える

日本三景、安芸の宮島とよばれる厳島神社は、1996年に世界文化遺産に登録された。登録は17の建造物と2つの社殿群、そして海や森林地帯も含まれる。

宮島口からフェリーで厳島へ渡る。大鳥居は境内から200mほど沖合いに建っている。

入口から順路に従い東廻廊を進む。東廻廊は47間あり、床板は1間に8枚並んでいる。釘は使っておらず、潮が高いときや台風による高波をまともに受けないように板と板の間に隙間が開いている。

国宝 高舞台。舞楽が舞われる舞台。奥の祓殿の屋根は桧皮葺き。

鹿とたわむれたり。

焼き牡蠣を食べたり。

帰省ついでの家族旅行でした。

青春18きっぷで世界遺産

夏の青春18きっぷシーズン到来。5回券のきっぷもいよいよラストの使用となっ今日は、日帰りで広島をめぐる旅に出かけた。青春18きっぷはJRを1日乗り放題できるキップだが、鈍行にしか乗れません。という訳で朝5時過ぎに家を出て、広島に着いたのは12時13分。7時間近く電車に乗っていた。あぁ、腰とケツがイタ重い、が、ひとまずお好み焼きを食べて、原爆ドームと平和記念館、広島城なんかを見学する。

原爆ドームと平和記念館、広島城なんかを見学したあと、広島駅から宮島口駅までJR山陽線のRedWingで移動し、宮島連絡船で宮島へと渡る。フェリーはJRと松大汽船の2社が運航している。運賃も便数もフェリーのスタイルもほぼ同じだが、青春18きっぷで乗れるのでJR連絡船に乗ったのさ。

 

JR連絡船は大鳥居の近くを航行してくれる。

でも、明治八年に再建された八代目の大鳥居は現在工事中。

宮島に到着。フェリー乗り場の建物も世界遺産風な重厚な外観だな。

草食系ラブ♂ラブ♀カップル

観光地らしい土産物屋が並ぶ。

焼き牡蠣健在。焼き牡蠣の発祥は「焼きがき はやし」さん。香ばしい匂いと美味そうなビジュアルに牡蠣に目がない自分を制御できない。

「焼きがき はやし」で焼き牡蠣をいただく。美味すぎて写真を撮り忘れたのでHPの画像を宣伝しておく。3個で1,200円だがその価値はアリアリに美味い。

表参道の御笠浜の石鳥居。

工事中の大鳥居。足場が組まれていてよく分からないが、鳥居は高さ16m、棟の長さ24m、主柱の根元の直径は3.65mもある。額には海側に「厳島神社」、社殿側に「伊都岐島神社」と書かれている。

現在の社殿入口は東回廊の入口だが、当初はこちらが出口だった。そのため、回廊の屋根は切妻となっており、床板も敷居が無い。

国宝厳島神社 御鎮座は推古天皇御即位元年(593年)。平成八年(1996年)に世界文化遺産に登録された。

東回廊を進むと、右側に客神社(まろうどじんじゃ)の祓殿。

客神社(まろうどじんじゃ)は摂社第一で、すべての祭典はまずこの御社で行われる。

東回廊から客神社(まろうどじんじゃ)の拝殿を見る。本殿、幣殿、拝殿、祓殿から成っている。

客神社のすぐ脇にある鏡の池。平時は海水に満たされ見えないが、干潮時にのみ手鏡のような姿を現す。

回廊は幅3.9m、柱の間は2.4m、柱と柱の間の床板はすべて八枚ずつ張ってある。

平舞台から本社祓殿を望む。高舞台は工事中。

本社祓殿の奥に拝殿が続く。

祓殿から拝殿を望む。天井は折上小組格天井(おりあげこぐみごうてんじょう)。

拝殿から幣殿、本殿に向かって参拝する。市杵島姫命、田心姫命、湍津姫命の神々を感じる。

勅使橋とも呼ばれる反橋は、上卿が参向する際に渡った橋。

西松原から厳島神社を眺めし候。

平舞台の床板を張り替えていたり。

楽房の柱を修理していたり。海水につかる部分は木材の腐りが激しいようだ。

柱の傷んだ部分を切り取り、新しい木材を継ぎ足すわけだが、基礎石の表面の凹凸に合うように木材を削っていく。

ぴったり合えばジャッキダウン。

塔の岡への石段をせっせと登ると海が見渡せる。

塔の岡には、天正十五年(1587年)に発願された豊国神社が建立されている。豊国神社は豊臣秀吉が千部経読誦するために建立されたが、秀吉の死により未完成のまま現在にいたっている。

塔の岡に建つ五重塔。応永十四年(1407年)に建立された五重塔は国の重要文化財。

観光名所めぐりは人力車に限るぞな。